新入職員を迎え入れるための準備- コラム【step by step】第2回 -

教育 2019.03.05

前回は、採用計画の次に大切な事が育成計画だとお伝えいたしました。

職場は世代の異なる方の集合体です。
世代毎の仕事観、生き方や価値観などを踏まえて、育成する必要性があります。
昨今、時代の変化が急速に進んでいますので、
「違い」の捉え方を疎かにしてしまう事は組織にとってリスクが大きいと言えるでしょう。

新園児、新入職員を新しく迎え入れる4月は、
園にとって最も忙しさを感じる時期ではないでしょうか。
しかし、新入職員を育てる大切な時期であります。
しっかりと向き合い、育てていくためのスタートの月でもあります。

「一緒に仕事をしたいと思う人はどのような人ですか?」
「信頼して仕事を任せる事のできる人はどのような人ですか?」
この2つの質問を保育・教育、その他あらゆる業種、職種、階層の方々に質問をしました。
すると以下のような面白い結果が出ました。

・自分から挨拶ができる・元気・ポジティブ・仕事から逃げない・時間を守る
・わからない事をそのままにしない・自分を磨く・相手の立場立って考える事ができる
・仕事で失敗してもしっかりと振り返る事ができる・話しを聞いてくれる・話しかけやすい
・いつも笑顔・気持ちの浮き沈みがない・相談に乗ってくれる
・自分の否を認める事ができる

何が面白いかというと、専門性がほとんど含まれていないのです。
勿論あらゆる仕事に専門性は必要不可欠です。
しかし、私たちが、仲間でいたい、一緒に仕事をしたいと思う人は
専門性に長けているだけではなく、
まずは、社会人として、人として自律しているかという事なのです。

今の世代に目を向けてみます。
最近私が感じる事は、当たり前だと思われていた共通の認識がどんどん減ってきているということです。
批難覚悟でストレートに言うと、上記の社会性が身についていないまま社会人になってくる学生が非常に多いという事です。
基礎ができあがる前に、専門性を身に付けようとしている状態が散見されます。
上記の社会性は、社会人としての土台のようなものです。
良い土台が開拓されれば、専門性はどんどん積み上がっていきます。
園でも似たような事は起こっていませんか?

始めの一年は、専門性を磨いていく事と平行して、
社会人としての在り方や気持ち、行動を磨いていく年にできれば、
その後の成長は目を見張るものになると思っています。
人手不足でそのような余裕はないという声が聞こえてきそうですが、
人財育成は手間暇をかけた分は必ず成果として戻ってきます。
新入職員を迎える4月から、どのように育成していくのか最善なのか、
1年の計画をもう一度練ってみる事をお勧めします。

孫 ちょんす
一般財団法人 生涯学習開発財団 認定プロフェッショナルコーチ

大学卒業後、航空会社勤務。やる気と離職の関係や
人材育成に興味を持ち、コーチングファームにキャリアチェンジ。
リーダーシップや組織開発に携わる。

その後、株式会社リールを立ち上げる
主体的に自分の人生を歩める子どもたちの成長を目指して
職員の人材育成を全国にて展開中
自分で考えて、自分で決めて、自分で行動できる
そんな力強い先生と子どもたちの育成を目指している。

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